2010年 05月 07日
5月のミニ展示<茜屋古道具店> |
今月は「朝鮮のやきもの」を展示します。
いま日本民藝館で柳宗悦没後50年記念「朝鮮陶磁器展」(6月27日まで)が開催されています。
当時、誰も見向きもしなかった「朝鮮のやきもの」を世に広めたのは柳宗悦の功績です。1914(大正3)年、25歳の柳宗悦は朝鮮のやきものに出会い、感動、収集をはじめます。やきものを中心にその収集品は2000点を越えたといいます。骨董屋や古道具屋にとって、柳宗悦は骨董の領域を拡大してくれた恩人の一人です。柳が亡くなったのは1961(昭和36)年5月3日ですから、正確には来年が没後50年になります。
この一年、柳宗悦関連の《ミニ展示》を何回か開催したいと考えています。
今回は李朝白磁を中心に、染付、飴釉、黒釉のほか、高麗青磁も展示します。
李朝白磁壷/高=32.5cm 胴径=26.5cm
後期(18世紀〜)/45万円
俗に提灯壷と呼ばれています。
ロクロで成形されていますが、高台と口縁の中心が少々ずれていてもいとわない、
おおらかな造形感覚は李朝独特のものです。
柳宗悦のいう「不垢不浄」の造形であり、「拙くとも、そのまま美しい」壷です。
また李朝の白磁をこよなく愛した作家・立原正秋なら「少しいびつな白磁」といいそうな壷です。
「国立 古家具・骨董ギャラリー」
いま日本民藝館で柳宗悦没後50年記念「朝鮮陶磁器展」(6月27日まで)が開催されています。
当時、誰も見向きもしなかった「朝鮮のやきもの」を世に広めたのは柳宗悦の功績です。1914(大正3)年、25歳の柳宗悦は朝鮮のやきものに出会い、感動、収集をはじめます。やきものを中心にその収集品は2000点を越えたといいます。骨董屋や古道具屋にとって、柳宗悦は骨董の領域を拡大してくれた恩人の一人です。柳が亡くなったのは1961(昭和36)年5月3日ですから、正確には来年が没後50年になります。
この一年、柳宗悦関連の《ミニ展示》を何回か開催したいと考えています。
今回は李朝白磁を中心に、染付、飴釉、黒釉のほか、高麗青磁も展示します。
李朝白磁壷/高=32.5cm 胴径=26.5cm
後期(18世紀〜)/45万円
俗に提灯壷と呼ばれています。
ロクロで成形されていますが、高台と口縁の中心が少々ずれていてもいとわない、
おおらかな造形感覚は李朝独特のものです。
柳宗悦のいう「不垢不浄」の造形であり、「拙くとも、そのまま美しい」壷です。
また李朝の白磁をこよなく愛した作家・立原正秋なら「少しいびつな白磁」といいそうな壷です。
「国立 古家具・骨董ギャラリー」
by tosimon3
| 2010-05-07 15:03
| 茜屋古道具店